▲TRAD 目白 立地調査から開業までお手伝いしました。 ▲キャンディの商品開発
「企画・プロデュースの基本的なフレーム」
私たちは今まで、街づくりの計画や大規模商業施設の開発から、 小さなあめ玉の商品開発まで様々な規模・種類の仕事をしてきました。 最終的なアウトプットの見え方がプロジェクトにより異なるため、プロデューサー? コンサル?マーケター?デザイナー?プランナー?設計者?など、 様々な職業として捉えられたりします。
しかし、私たちはどのような成果物になる仕事も「企画プロデュース」という名目で、 基本的に同じようなフレームワークで捉えていて、 最終的にホテルに作ることになっても、小さな商品パッケージを作ることも、 それほど違う仕事を行っているとは、自分達では思っていないのです。
どのような仕事も下記にようなフレームワークが基本となります。
1. マーケットを把握する。
2. 今の武器(既存のブランド力・技術力・立地条件など)の強み弱み・特徴を把握。
3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。
4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整する。
5. 最適な方法で実現する。
6. メンテナンスする。
だいたい、どんな大規模プロジェクトも、小さな商品開発も 以上のようなフレームが基本となるのではないでしょうか。
当然、プロジェクト毎に異なる要素は、書ききれないほどありますが。
商業を中心として人々の日常生活に関わる世界で必要とされる人材でありつづけるには、
本来的には、デザイナーであろうと、営業マンであろうと、設計者であろうと、 以上のようなワークフレームを頭の中に描きながら、 最適な解を見いだしていく必要があると思います。
当然、クライアントによって求められる業務の規模が大きく、全体を任されるときも、 一部のパートをお願いされる場合も実は同じです。
大規模な商業施設計画をお願いされたときは・・・
1. マーケットを把握する→ 商圏は、対象となる人は?、競合は etc . . ?
2. 今の持っている武器→ 計画地の利点、弱点、原状の運営力、etc . .
3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。→アパレル主体?新しいサービス?、etc . .
4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整。→ クライアントの反応、類似事例の再調査、ヒアリング etc . .
5. 最適な方法で実現する。→ 適した設計者の選択、テナントリーシング、etc . .
6. メンテナンスする。→ 売上の改善策、ハード的な修正、etc . .
極端な話、1枚のチラシ作成のみをお願いされたときは、、、
1. マーケットを把握する→ 対象となる人は?、ライバルはどうか etc . . ?
2. 今の持っている武器→ その商品・店の強み。媒体を抑えられる範囲、etc . .
3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。→何を強調して見せるか?あるいは見せない?、etc . .
4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整。→ クライアントの反応、の意見、etc . .
5. 最適な方法で実現する。→ コスト・素材・効率良いサイズ、etc . .
6. メンテナンスする。→ 結果を見極め、修正点を見いだす、etc . .
それはあたかもフラクタル構造と呼ばれる 離れてみても、近づいてみても同じパターンが現れる構造と似ています。
プロジェクト全体を統括するときも、一部のパートの仕事をするときも、
考える(見る)階層が変わるだけで、構造は同じ。。
これは「ロマネスコ」という野菜ですが、フラクタル構造といって、 アップで見ても、引いて見ても同じような構造が現れます。
このように、僕らの頭のなかでは、 どんな仕事も規模に関わらず、同じ構造を持っているのではないか?と思っていて、 取り組む姿勢、考え方は変わらないはずだと思っているのです。
この長々とした説明わかりにくいですね ←これは自分を引いてみてます(笑)