弊社の仕事の考え方を定期的に掲載して行こうと思います。
▲ CAFE HAUS : TOYOSU TOKYO
「一感でなく、五感で情報を捉える。」
私たちは新業態の開発・商品の開発・商業に関する様々なことを企画していく際に
最も大きな起点になっていることは、
「日常の現場の感覚・記憶」であると考えています。
いうまでもないですが、WEB・携帯・テレビなど様々な媒体を通して、
膨大な情報に触れることが可能な世界になっています。
ただ、そういった情報は五感の一部しか使っていない体験であることを
忘れてはいけないと思うのです。
誰もがコンピューターを使い、様々な視覚情報を加工できるようになった今、
現実以上にモノを美しく見せたり、良いサービスが存在するかのような演出が可能になり
現場から受ける体験と媒体が伝達する情報の相違がますます大きくなってきています。
私たちは日常生活を豊かにすることを「企画・プロデュース」という業務を通して 行っていきたいと考えておりますので、日常の現場を五感を通して体験せずには、 新たな業態や新たな考え方・コンセプトを開発することはできないと考えています。
現場にはいつも体全てで受け取らなくてはならない情報が溢れています。 目に映る看板・人の表情の変化、耳に入る会話・音楽・騒音、街に漂う臭い・ 植物の香り、食事の舌触り・刺激、肌で感じる座り心地・ナプキンの手触り、 情報機器がどれだけ発達しようと、現場に行かなくては体験できない 無限大の情報があるはずなのです。
その五感での体験から頭の中で統合された全体像の記憶こそが、 企画を創り出していく上での原石であり、 最も初原的なマーケティング情報ではないか?と私たちは考えています。