Royal Garden Cafeに打合せを兼ねたランチに行きました。
1Fも2Fも満席です。
自分が関わった店が満席になっている風景って、仕事冥利につきますねぇ。
オープンしてからもう1年経っているので、
企画・立ち上げに参加した僕たちよりも、
実際は運営されている方々の絶え間ない努力のおかげですが(笑)。
午後からは、一流芸能人(?)の方達の番組(グータン~)
の撮影で使用されて、 3月に放映されるそうです。
実は、RGCの2号店も春に渋谷にオープンするので、
そちらも外苑前と同じように喜ばれる店にしたいですね。

今回は短めに(笑)。。。
物販は非常に寡占化が進んでいますが、飲食はどうでしょうか?
最近とある仕事でいろいろと数字を集めておりまして、
パラパラ見てるとなかなか面白い事が発見できます。
店舗数ですが、H18の企業統計によると、 カフェ(喫茶店)の場合は、
6万8,589店。上位10社の合計がおおよそ4000店。 大体 6%程度にしかならない!
物販に近い業態とも言える、ファーストフード(ハンバーガーなど)の店舗数は2万5,616店。
それに対して、上位10社の合計が、おおよそ1万店。 それでも39%。
飲食の世界は、大きな企業とはいえども、
物販を中心とした大手流通の規模とは、大きく異なることが分かります。
強引に、代表的な企業の比較でいくと、 CVS最大のセブンイレブンが12,298店に対し、
カフェ最大のドトールが、1,119店 ほぼ10倍。
さらに強引な比較でいくと、 CVS 9位のポプラ705店に対し、
カフェ2位のスターバックスは842店。 意外(?)な近似。
シャノアールってそこら中にあるなぁ~と思っても、218店。
名前が近似する(笑)ルノアールにいたっては112店。
意外と少ない。 あらためて、数字を見てみるのも面白いですね。
こういった、飲食と物販チェーン違いの意味は・・・長くなるのでまたにします(笑)
※店舗数はリアルタイムのものでないので、若干の誤差はあります。
今回長いです(笑)。
「伊藤忠がユニーと資本提携」、
「ファミリーマートがampm買収」
などの最近のニュースに限らず、 アパレル・オモチャ業界・子供服業界などなど・・
ほとんどの小売り業界の寡占化は加速する一方ですが、
一体この先に何があるのでしょうか?
生活の中の実感と違って、欧米との比較を数字から見ると、
実は、まだ日本はそれほど寡占化が進んでいません。
英国は2005年で、
食品チェーンストア上位8社による市場占有率は90.0%、
上位4社だけで76.0%だそうです。
日本は2002年ですが
総合スーパー部門の市場占有率は、
上位8社で65.7%、 上位4社で42.9%だそうです。
今でもすでに、寡占化がすごく進んでいる実感を持っているのに、
当然ながら更に進むことが予測されます。
そうなった時に、おそらく紋切り型で語られるのが、
「大手流通の進出が商店街を壊滅させてしまった」、
「コンビニが日本人の生活スタイルを寂しいものにしてしまう」
「寡占化する流通企業」=「悪」だという論調が繰り返される。
しかし、その論調にはどこにもブレークスルーがないことに、
そろそろ皆が気付くべきでは?と個人的には思います。
すでにインフラ化してしまっているともいえる大手流通を排除し、
過去に戻ることは現実的に不可能ですし、 商店街を昔の形で蘇らせることも
不可能なことは、誰もが気付いてはいる。
もはや、大手流通のインフラを自明のものとして、 その土台の上で、
生活を充実させたり、地域のコミュニティを 活性化する策を生み出すことが、
リアルに前向きな姿勢なのでは? と思います。
「A-Zスーパーセンター」という鹿児島の24時間スーパーセンターが
あるのですが、 過疎地とも呼べる場所で、周辺住民の生活を
唯一支える店になっていることが、 以前話題になりました。
公共バスが廃止された路線に済む高齢者の方のために、
片道100円の送迎バスを運行したり、 高齢の方が、
家にいるのは寂しいからと一日中店内にいらしたり。
もしこの店がなければ、一日1人で家にいたかもしれない方達が、
人が大勢いる空間にいられることだけでも、嬉しいと語る。。。
地方では欠かせない車を、可能な限りの合理化で安い中古車として販売したり、
地方でも多い、共働き夫婦のために深夜営業で様々なものが購入できたり、
定年を設けず、60代以上の高齢の従業員がいたりと。。。
本来、行政が取り組むべきことでは?と思えるようなことを、
地方の1スーパーセンターチェーンが行っている。
もう今の財政状況では、行政にはできないでしょうけど・・・。
穿った見方をすれば、一企業の提供するサービスで限定されてしまい、
偏った状況で良くないという人もいるかもしれませんが、
僕はこういった方向性を探ることを受け入れることが、
これからのコミュニティの活性化のブレークスルーの唯一の方法なのでは?
と思うことがあります。
話が長くなりましたが、 「過去を懐かしみ、現状を憂う(うれう)」のではなく、
「善悪を論じてばかりでなく、現状を受け入れて、前向きに活用する」しか、
僕らの生活に何もプラスを生み出さないのでは? と思った昨今でした。
「建つんです500」という、500万円で建つ家。
熊本の住宅メーカーの商品。 ネーミングもスゴイ。
東京の中心部で建てたら、土地5000万 + 上物500万とか
訳の分からない事になりそう(笑)。
LINK

ファミマ!! WEBSITEのインタビュー記事で、
Delfonics(デザイン文具メーカー)の竹田さんが
ブランド開発当時の話をされています。
私も「Nさん」と言う名前(笑)で話題に上げてもらってます。
チェーンストアの常識と、こだわりのデザイン文具メーカーの常識の違いなど、
とても熱いお話です。
https://www.famima.jp/voice/

フリーマガジン「カフェボン」創刊。
発行:10月20日(年4回発行予定)
編集・発行:エイ出版社
都内TSUTAYA、ジョージズ、シボネ、
WIRED CAFEなどのカフェで配布
↑ いちよ、Royal Garden Cafeのページに僕も出てます。

恵比寿GPのオフィス向けTSUTAYAがオープンしてました。
実はタッチパネルで借りるDVDよりも、書籍の品揃えが気になっていたのですが、
比較的スタンダードな雑誌と新刊で占められていました。
今後の動向が気になりますね。
恵比寿GPと言えば、ファミマ!!ですが(笑)。
個人的にとても縁があります。
もう6年前になりますが、以前いた会社の仕事で、
GP内の恵比寿ガーデンホールを運営している方と知り合い、
新しいコンビニエンスの企画を当時のサッポロビールさんに紹介でき、
ファミマ!!業態のフラッグシップとなるお店を、
ファミリーマートの方々と恵比寿GPに実現できたこと。
また、そのファミマ!!という業態を、どうして企画することが
出来たかというと、恵比寿GPに本社があるCCCさんの店舗
TTR(Tsutaya Tokyo Roppongi)を見た衝撃も、
ある意味発端でした。

小売りのチェーンストアにも、今でこそデザインというものが、
様々な形で有効に導入されてきていますが、当時はチェーンストアの店舗で、
これほどスマートで心地よいデザインを施されたものは皆無でした。
またデザインのみでなく、書籍のMDもカルチャーの分野での
カテゴリー分けするなど、非常に挑戦的。
「コーヒーを片手に本を選べる」という、
来店客の店内での過ごし方を演出するためのスターバックスの併設。

どれをとっても、当時の僕にとってはショッキングでした。
MD・オペレーション・店舗デザイン・グラフィックデザインが
一体となって、TSUTAYAの理想像を生み出している。
メンバーもccc増田社長・角田さん・石川次郎さん・幅允孝さん・佐藤可士和さん
入川さん・窪田さん・・・・そうそうたるメンバー! (大変そう・・・笑)
それまで、僕が浜研(浜野商品研究所)に憧れながら漠然と考えていた、
「日常生活に対する商業のクオリティーを高める」という理想や、
総合的なプロジェクト開発の仕方が、唐突に目の前に現れて、
もの凄いジェラシー(笑)を感じたのを覚えています。
その経験が、コンビニエンス業態をMD・オペ・デザインを一体で、
立地に合わせて企画していく自信にもなりました。
そして巡り巡って、Tsutayaの新業態の超小型店が、
ファミマ!!恵比寿GP店との共同区画に10月27日に開店します。
レンタル「TSUTAYA」のCCC、面積10分の1の店展開
いろいろなことが、繋がるモノですね。
面積1/10で、所蔵できるDVDの量はほとんど変わらないそうです。(スゴイ!!)
オフィスビルの中で、どのような結果を生み出すか楽しみですね。
そして巡り巡って、Tsutayaの新業態の超小型店が、
ファミマ!!恵比寿GP店との共同区画に10月27日に開店します。