中村です。
先日、とあるクライアントの方々とロンドンのカフェ・レストランを視察に行ってきました。
ロンドンは味はスペシャルとは言い難い面もありますが、店作りやブランド作りという観点から、
非常に魅力的なお店が多く、とても参考になりました。
■ daylesford organic(デイルズフォード・オーガニック)
1年半前にNotting Hill や Pimlicoなどの高級住宅街近くにオープンし、
ロンドン郊外に自社農場を持っており、かなり本格的なオーガニックストアです。
レストラン・カフェ・食料品店・オーガニック関連の雑貨と、
幅広い商材・サービス全てに非常に高いこだわりが感じられます。
農場がある場所では、学校給食にオーガニック野菜を提供したり、
子供に生産の過程を見せる取り組みをしたりと、かなり“本気”なオーガニックストアでした。
日本ではここまで本気で取りくんでいる店は少ないのでは?
というぐらいのディテールまでのこだわりが感じられました。
ただ変な言い方ですが、日本でもし同じ事をやったらとどうか?と想像すると、
ちょっと“本気過ぎる”ゆえに人を選ぶ店になってしまうかな?という思いもしました。
ロンドンの後、パリにも行ったのですがこのような雰囲気の店はほとんど見かけられず、
食に対する考え方が国によって根本的に異なる部分があるのかもしれません。
一緒に同行したフレンチ出身のシェフはロンドンの料理に対する評価は低かったですが、
店作りトータルでは非常に参考になるロンドンでした。