販売時期・値段など、詳細はヒ・ミ・ツ(笑)ですが。
このような仕事の話をすると、よく
「中村さんの仕事って何が中心なのですか? 」と聞かれたりします。
飴の商品企画やパッケージデザインも、大規模な商業施設の企画・開発も、 飲食店の業態開発もやっていて、何が中心というのはないのですが・・・。 というと、大体のかたは「?」という表情をされます。 僕の中ではある程度は同じ事をやっているつもりなのですが。。。 実はいろいろな仕事を、頭の中では同じようなフレームワークで捉えていて、 それほど違うことをやっているとは、自分では思っていないのです。 ホントに大枠ですが、
1. マーケットを把握する。
2. 今の武器(既存のブランド力・技術力・立地条件など)
の強み弱み・特徴を把握。
3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。
4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整する。
5. 最適な方法で実現する。 6. メンテナンスする。
だいたい、どんな大規模プロジェクトも、小さな商品開発も 以上のようなフレームが基本となるのではないでしょうか。 当然、プロジェクト毎に異なる要素は、書ききれないほどありますが。 商業に関わる世界で必要とされる人材でありつづけるには、 デザイナーであろうと、営業マンであろうと、設計者であろうと、 以上のようなフレームワークを頭の中に描きながら、 最適な解を見いだしていく必要があると思います。 なんか話がマジメすぎますね(笑)。 当然、クライアントによって求められる業務の規模が大きく、全体を任されるときも、 一部のパートをお願いされる場合も実は同じです。
大規模な商業施設計画をお願いされたときは・・・
1. マーケットを把握する→ 商圏は、対象となる人は?、競合は etc . . ? 2. 今の持っている武器→ 計画地の利点、弱点、原状の運営力、etc . . 3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。→アパレル主体?新しいサービス?、etc . . 4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整。→ クライアントの反応、類似事例の再調査、ヒアリング etc . . 5. 最適な方法で実現する。→ 適した設計者の選択、テナントリーシング、etc . . 6. メンテナンスする。→ 売上の改善策、ハード的な修正、etc . . だと思います。
極端な話、1枚のチラシ作成のみをお願いされたときは・・・
1. マーケットを把握する→ 対象となる人は?、ライバルはどうか etc . . ? 2. 今の持っている武器→ その商品・店の強み。媒体を抑えられる範囲、etc . . 3. 価値を最大限に引き出す企画を仮定する。→何を強調して見せるか?あるいは見せない?、etc . . 4. 仮定した企画を再度マーケットと照らし合わせ、調整。→ クライアントの反応、の意見、etc . . 5. 最適な方法で実現する。→ コスト・素材・効率良いサイズ、etc . . 6. メンテナンスする。→ 結果を見極め、修正点を見いだす、etc . . それはあたかもフラクタル構造と呼ばれる 離れてみても、近づいてみても同じパターンが現れる構造と似ています。 プロジェクト全体を統括するときも、一部のパートの仕事をするときも、 考える(見る)階層が変わるだけで、構造は同じ。 これは「ロマネスコ」という野菜ですが、フラクタル構造といって、 アップで見ても、引いて見ても同じような構造が現れます。 引いて見ると。。。 アップで見ると。。。 このように、僕の頭のなかでは、 どんな仕事も規模に関わらず、同じ構造を持っているのではないか?と思っていて、 取り組む姿勢、考え方は変わらないはずだと思っているのです。 この長々とした説明わかりにくいですね ↑これは引いてみてます(笑)